こんにちは。りんです。あなたは、「本物の」チキン南蛮をご存知でしょうか?
巷では、「から揚げにマヨネーズをかけた料理」をチキン南蛮と謳っているものが数多くあります。私が以前東京のコンビニで
「お、チキン南蛮やんけ」
と思って購入したら、期待外れのものでした。先程の「から揚げにマヨネーズをかけた料理」だった訳です(#^ω^)
そこから、もしかしたら県外の人はチキン南蛮とは何であるかを知らないのではないかと思うようになりました。したがって、この記事では私のチキン南蛮に込めた想いを若干の怒りと共に書いていきます。
本物のチキン南蛮とは?
チキン南蛮とは、鶏肉を揚げたものを甘酢に浸した料理です。タルタルソースがかかっているイメージがありますが、あれの有無は関係ないです。
私とチキン南蛮の出会い
宮崎編
先述の通り私は宮崎県民のため、小さい頃からチキン南蛮を食べてきました。もはやチキン南蛮マイスターです。
初めて食べたのは家庭で、当時は小学生でした。何とも言えない甘酢の香りと油の匂い。そしてつやつや輝くタレと大胆に乗ったタルタルソース。思い出すだけでお腹が空いてきます!作ってくれた母に
「何これ?」
と聞くとチキン南蛮だと教えてくれました。その出会い以来、私の大好物となりました。その後、家族や友人と定食屋に行くときはよくチキン南蛮を食べています。
宮崎市内にあるおぐら本店のチキン南蛮は県民なら誰でも知っている超有名店なので、あなたが宮崎に来ることがあればぜひ行ってみて下さい。味は保証します!これが、ほんものです。
他に、直ちゃんという店ももあります。こちらは宮崎県北部の延岡市にあります。ここのチキン南蛮は、なんとタルタルソースがありません!意外に思う人も多いと思いますが、チキン南蛮はもともとタルタルソースが無かったそうです。衣がサクサクしており、タルタルソースのあるチキン南蛮とは全く違います。チキン南蛮を語るうえでは欠かせないお店です。
東京編
私が高校1年生のころ、オープンキャンパスに行くことを口実に東京に行きたいということ親に告げると、2つ返事でOKしてくれて旅費を出してくれました。もちろん、初めての東京で遊ばない訳がないですよね?秋葉で散財しかけたのはいい思い出です。お父さんごめんなさい
2,3人の東京の友人と遊んだあと、ホテルに向かいました。素泊まりだったので夕食を購入しようとコンビニに立ち寄ったのですが、懐かしい響きの弁当があるじゃないですか!そうですチキン南蛮弁当です。私は嬉々としてそれを手に取り、夕食の時間を迎えました。
蓋を開けます。
ん?
は?
これチキン南蛮じゃねええええええぇぇぇぇぇぇl!!!!!!!
なんということでしょう。目の前に現れたのは、から揚げとマヨネーズではありませんか。ガンジーが助走をつけて人を殴るレベルの怒りを覚えました。いや、だって詐欺じゃん…。
やはり、ご当地グルメはご当地で食べるに限りますね…。結局オープンキャンパスに行き、2年後に出願し、その大学には無事落ちました。
チキン南蛮の発祥
チキン南蛮の発祥には諸説ありますが、有力な説の紹介をします。
もともとは先程紹介した「直ちゃん」が元祖といわれています。昔延岡にあった「ロンドン」という洋食屋のまかない料理で、あまり使われなかった鶏のむね肉を揚げ、甘酢に漬けて食べていたそうです。それが「直ちゃん」によってチキン南蛮としてメニューに加えられました。
そして、そのチキン南蛮にタルタルソースをかけ、世間にチキン南蛮を広めたのが「おぐら」です。こちらの代表取締役もかつて「ロンドン」で研修しており、そこのまかない料理にアレンジを加えたそうです。また、1週間後にまた無性に食べたくなるをモットーに、よりインパクトの大きい濃い味で料理を提供しています。
まとめ
私にとってチキン南蛮とは、ただの料理ではなく大切なソウルフードです。から揚げではありません(笑)
宮崎県には今回紹介した2店以外にも美味しいチキン南蛮を提供する店が数多くあります。一口にチキン南蛮といっても店によって全く特徴が違うため、面白いですよ!
ただ、そのためだけに宮崎まで来れないので自分で作ってみるのもアリなのではないでしょうか?