ドルチェグストがあればネスプレッソはいらない?両方必要?
カプセル式のコーヒーメーカーで何を買おうか迷ったとき、ドルチェグストとネスプレッソという似た製品の2択になることがあります。私もこの2機種で迷って結果としては両方買いましたが、片方はすぐ使わなくなりました。
結論から先に言うと、多くの人には片方で十分です。以下ではその理由とどちらのマシンがおすすめかについても説明します。
片方のマシンだけでいい理由
ドルチェグストとネスプレッソの両方がいらない理由は
・単純にスペースが2倍必要
・管理が面倒
・どっちも美味しい
の3つがあります。
スペースが2倍必要
設置場所が2つ分必要になります。もともとそういった場所があればいいですが、なければ物理的に設置不可能です。また、場所を確保できたとしてもカプセル置き場や炊飯器・電子レンジ置き場として使ったほうが有意義です。
家族で暮らしているようなマンション・戸建ての住宅であれば場所の確保はそこまで問題ないかもしれませんが、1人世帯用の安い賃貸などではかなり厳しいです。したがって、あなたが狭い家に住んでいるのであれば2台の導入はおすすめしません。
管理が面倒
ドルチェグストとネスプレッソのカプセルには互換性がなく、それぞれ専用のカプセルしか利用できません。なので2台同時に使えばそれぞれ別でカプセルを購入しなければなりません。
私が今現在ネスプレッソを使っていないのはこれが大きいです。カプセル以外にもタンクに水を補給したり掃除したりと、マシンが増えるに比例して手間も増えます。こういった手間が生じるのは必然なので、掃除好きでもなければ2台の利用は非効率です。
どっちも美味しい
ネスプレッソもドルチェグストも、どちらのマシンでも美味しいコーヒーを飲むことができます。コーヒーに限定するのであればネスプレッソのほうが風味は上ですが、ドルチェグストでも十分満足できる味です。
自分で淹れるコーヒーとそこまで差はないので、好きな方を選んで問題ありません。
ドルチェグストの方が優れている点
ドルチェグストがネスプレッソよりも優れている点としては
・安い
・カプセルのレパートリーが豊富で手軽
・カプセルの捨て方が楽
・入手性が高い
の4つがあります。
安い
ドルチェグストは安いです。Amazonで検索すると、本体が5,000円くらい~購入できます。必ず使うカプセルも1杯あたり61円~なので毎日利用してもそこまで大きな負担にはならない程度の金額です。
他方、ネスプレッソは本体が7,000円くらい~なのでやや高いです。カプセルは80円~とドルチェグストよりも1杯20円くらい高いです。
コストの面ではネスプレッソよりも抑えられるので、費用を抑えつつ美味しいコーヒーを楽しみたいという人にはドルチェグストがおすすめです。
カプセルのレパートリーが豊富で手軽
もちろんネスプレッソにもコーヒーに関してはいくつかレパートリーがありますが、ドルチェグストはコーヒー以外もココアやお茶などのカプセルがあります。いつもコーヒーだけでは飽きるので、レパートリーが多いのは良いことですよね。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”あなた”]私コーヒーしか飲まないんだけど…[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”me.jpg” name=”りん”]コーヒーだけでも、例えばミルク系のコーヒーはドルチェグストだとカプセルだけで完結するから手軽に楽しめるよ[/speech_bubble]ネスプレッソもカフェラテやカプチーノなどを自分で作ることもできますが、それにはエアロチーノというミルクフォーマーを使う必要があります。もちろん他のものを自分で用意しても良いですが。
ただ、それらの機材を使うと毎回洗う必要があります。他方、ドルチェグストはカプセルなのでコーヒー同様捨てるだけなので圧倒的にドルチェグストのほうが楽です。
カプセルの捨て方が楽
ネスプレッソはカプセルをセットするところを持ち上げることでカプセル入れに自動的にカプセルが落ちるシステムになっています。その後はカプセルホルダーを外してゴミ箱に捨て、カプセルホルダーを洗うという流れです。
他方、ドルチェグストはカプセルを使い終わったら自分で外して付属のカプセル捨てに捨てるという仕組みです。要は自動で落ちるか手動で捨てるかの違いですね。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”あなた”]え?だったら自動で落ちたほうが楽じゃない?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”me.jpg” name=”りん”]いや、そうなんだけどカプセル捨てにビニールを被せることで毎回洗う手間は避けられるんだよ[/speech_bubble]こんな感じです。これであれば汚れないので管理が楽になります。ポイントは袋を2重にすることです。1枚だと万が一破れていた場合、コーヒーの汁が垂れるので結局洗わないといけません。
入手性が高い
ネスプレッソはネスレの公式通販か公式が運営しているブティックでしかカプセルを販売していません。なので手に入れるには苦労します。
ところが、ドルチェグストのカプセルは量販店やスーパーはもちろん、コンビニにすら置いています。切らしても最悪近くで買えばいいという安心感があるのでドルチェグストは便利です。
もちろん通販も楽天やAmazon、ヤフーショッピングなどで取り扱いがあるので通販派もドルチェグストの方が入手しやすいです。
ネスプレッソの方が優れている点
ネスプレッソの方が優れている点は
・風味が上
・コーヒーの種類が豊富
・ミルクのアレンジができる
の3つです。
風味が上
ドルチェグストの美味しいですが、ネスプレッソはさらに美味しいです。ドルチェグストのブラックコーヒーよりもクレマの層が厚く、香りからも違いがわかる程です。
カプセルにも依りますがドルチェグストよりも味が濃いものが多く、贅沢感を味わえます。
コーヒー限定でのレパートリーが多い
ドルチェグストのブラックコーヒーのレパートリーは16種類ですが、ネスプレッソは30種類あります。ブラックコーヒーだkでこれだけの差があるので、ネスプレッソの方が好みの味を見つけやすいです。
ドルチェグストのようにお茶などのカプセルはありませんが、コーヒーだけで勝負できるという自信の表れだと私は感じます。コーヒー好きにこそネスプレッソを選んで欲しいです。
ミルクのアレンジができる
ネスプレッソは一部タイプを除いて自分でミルクを温めて泡だてなければなりません。手間はかかりますが、好みの味に調整できるという点では魅力です。
例えば、ドルチェグストのカプチーノは甘いからネスプレッソのエスプレッソに自分で用意したミルクを入れて好みの味にするというようなことができます。
先述の通り、ネスプレッソにはエアロチーノという別売りのミルクメーカーがあります。きめ細やかな泡を作ることができるということで、Amazonレビューも好評です。
私はハリオのミルクフォーマーを使ってカプチーノなどを使っていましたが、正直どちらでも良いです。要は自分で泡立て・温める必要があるということです。
ドルチェグストとネスプレッソはどちらを選んだほうがいい?
とにかく味が大事→ネスプレッソ
それ以外→ドルチェグスト
で選んでOKです。私だったらドルチェグストを使いたいです。その理由として
・とにかく楽
・うっかり切らしたときに用意できる
・そこまで味に拘るなら自分で作ったほうがいい
の3つです。
とにかく楽
カプセルさえあれば全部できます。折角手間を省くためのカプセルコーヒーなのに自分でミルクを用意するのって、正直面倒ですよね。味が良いのは間違いありませんが、とにかく面倒くさがりな私には向きませんでした。
ドルチェグストはカプセルの入れ替えと水の補給、気が向いたときの掃除程度で済むのでマジで楽です。そして味も必要十分なのでドルチェグストで満足です。
うっかり切らしたときに用意できる
入手性が良いと書きましたが、ドルチェグストのカプセルはどこにでも売っています。私はそれすら面倒に感じたので定期便を使っていますが、いざカプセルがなくなってしまったときにネスプレッソであれば完全にお手上げです。注文してしばらく待たなければなりません。
ドルチェグストであれば最悪飲むコーヒーがないというときも対処できるので、安心して使えます。
そこまで味に拘るなら自分で作ったほうがいい
これはミルクを作る場合なんですが、わざわざ自分でミルクを泡立ててカプチーノを作るくらいなら自分でエスプレッソマシンを購入して作れば良いのでは…?と思っています。
その方がこの世にある無数のコーヒーから好きなものを選べるうえに1杯20円程度から作ることができるので経済的です。エスプレッソマシンは毎回洗ったり拭いたりしなければ傷みますが、それはミルクを作ったときも同様ですしね。
エスプレッソしか飲まない場合はネスプレッソで淹れる価値はあると思いますが、ミルクも作るのであれば自分でエスプレッソを淹れれば幸せになれそうです。
まとめ
カプセルタイプのコーヒーメーカーであるドルチェグストとネスプレッソの2台使いは正直邪魔なのでおすすめはしません。
エスプレッソだけが飲みたい・多少値段が高くとも味に拘りたいのであればネスプレッソを、とにかくカプセルコーヒーえお手軽に楽しみたいのであればドルチェグストがおすすめです。